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腰椎椎間板ヘルニアの治療

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腰椎椎間板ヘルニアの治療


   
 腰椎椎間板ヘルニアの治療について 腰椎椎間板ヘルニアの治療

 急性の腰椎椎間板ヘルニアの場合は、下半身のしびれや痛みが強いので楽な姿勢での安静と保温を
 心がけるようにします。この時期は筋弛緩剤(神経・細胞膜に作用して筋肉の動きを弱める)や
 消炎鎮痛剤(炎症を抑え、痛みを和らげる作用がある)も有効で、一週間ほどで痛みが和らぎます。
 慢性化した場合は仰向けに寝かせて軽く骨盤牽引(または下肢牽引)、コルセットで局所を安静にし、
 脱出した椎間板が自然に吸収されることを期待する治療や患部を温め、硬くなった筋肉を柔らかくし、
 同時に血行を促進することで炎症を治める温熱療法も効果的です。これらの治療で効果がみられない場合は
 手術となります。(椎間板ヘルニアのうち手術をしなければならないものは1割程度です)


 腰椎椎間板ヘルニアとは腰の部分にある背骨と背骨の間のクッションの役割をする椎間板が飛び出している
 状態を言います。そして椎間板が飛び出すことによって腰髄の神経を圧迫して痛みが生じるのです。


 腰椎(ようつい)とは背骨を構成する骨のうち、腰にある5つの骨のこと。
 椎間板とは背骨を構成する骨と骨の間にある軟骨のことで骨にかかる衝撃を吸収するクッションの役割を担っています。
 ヘルニアとは体内の臓器などが本来あるべき部位から脱出した状態をいう。
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