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胆石の治療

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胆石の治療


   
 胆石の治療について 胆石の治療

 症状のない胆石症は基本的に治療は行わず経過を観察します。症状のない人を経過観察のみで治療しなくても、
 痛みなどの症状を発症する人は年間2〜4%とかなり少ないためです。

 経口胆石溶解剤による薬物治療
 経口とは口を経由してと言う意味。つまり口から飲んだ薬で胆石を溶かす治療法です。胆石は「コレステロール胆石」と
 「色素胆石」の2つに大きく分けられるのですが経口胆石溶解剤が使えるのはコレステロールが原因で胆石になる
 コレステロール胆石です。胆石が直径15mm未満の小さい段階で胆のう機能が保たれているときに服用できます。
 完全に胆石が消えてなくなる確率は10〜30%くらいで半年から2年程度かかる場合もあります。基本的に胆石の完全除去は
 ほとんどないので予防的に処方されることが多いです。

 手術治療
 胆石症の原因である胆のうを摘出します。最も根治的な胆石症の治療法です。胆石が出来やすい人は再発する可能性が
 ありますが胆のう自体がなければ胆石がたまることはありません。胆のうは肝臓で作られた胆汁をためておくだけの
 器官なのでなくても生死に関わることはありません。


 衝撃波破砕療法
 体の外から胆石に衝撃波を当てて胆石を破砕する治療法ですが石灰化のないコレステロール結石で30mm以下など
 条件があり、万能の治療法ではありません
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