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潰瘍性大腸炎の治療

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潰瘍性大腸炎の治療


   
 潰瘍性大腸炎の治療について

 潰瘍性大腸炎の主な症状には血便、粘血便、下痢、腹痛、体重減少、発熱、貧血などがありますが、原因はいまだに不明
 です。(アレルギー、自律神経失調症、感染、食生活に原因があるといいますが明らかではありません)。また関節炎、すい炎、
 皮膚症状などの腸管外合併症を伴うことも少なくありません。潰瘍性大腸炎の治療には内科的治療と外科的治療があり、病期、
 重症度、合併症など、総合的に病気の状態を判断して決めます。

 内科的治療(薬物による治療)
 潰瘍性大腸炎は、発症の原因が明らかでないため、病気を根本的に治すのではなく、大腸の炎症を抑えて下痢や粘血便などの
 症状を緩和していき、炎症のない状態を長く維持することが治療目的となります。

 外科的治療(手術による治療)
 手術による治療が適応となる割合は全体の15〜20%ほどです。手術方法としては大出血が起こったときや、悪化を何度も繰り返す
 とき、がんを合併したときなどに、大腸の切除を行います。人工肛門を作らずに切除ができます。
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