サルでもわかる!病気の基礎知識

脱腸とは

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脱腸とは


   
 脱腸とは 脱腸とは

 一般的に脱腸と呼ばれている疾患は正式病名を「そけいヘルニア」といいます。「そけい」とは足の付け根の部分のことをいい、
 「ヘルニア」とは、体の組織が正しい位置からはみ出した状態を言います。つまり「そけいヘルニア」とは、本来ならお腹の中に
 あるはずの腸の一部が足の付け根の皮膚の下に出てくる病気
です。この脱腸は乳幼児から高齢者まで幅広く起こりうる
 病気ですが乳幼児の場合は、ほとんど先天的な原因(母体にいる段階で既に脱腸を抱えているケースが多い)で生じますが、
 成人の場合は加齢や運動不足も含めて体の組織が弱くなることが原因です。特に便秘気味や肥満気味の人に多く、脱腸に
 なった人の9割が男性という病気です。立ったときやお腹に力を入れたときに、太ももの付け根付近(そけい部)がぷっくりと膨らむよう
 な症状が現れたら脱腸の可能性があります。最初ピンポン玉くらいの大きさだったものが握りこぶし大になることもあります。特
 徴としては手で押さえると引っ込んでしまうことです。
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