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脱腸の手術

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脱腸の手術


   
 脱腸の手術について

 脱腸の治療は自然回復や薬物治療だけでの完治はなく、基本的に手術以外に完治への道はありません。初期段階の軽い
 症状で痛みなどもなければ特に手術の緊急性はありませんが、年数が経てば他の病気が現れることもあるので身体に体力
 があるうちに手術を受けることが賢明です。症状が悪化し、カントン状態と言って飛び出た脱腸部分が筋肉で締め付けられて
 戻らなくなった状態になってしまったら緊急手術となります。カントン状態の脱腸になると筋肉で締め付けられるため腸閉塞
 (ちょうへいそく)を起こして、腸の中の食べ物が流れていかなくなってしまうのです。
現在は日帰り手術がほとんどで昔ほど
 体に負担になるものではありません。痛みも少ない新しい手術方法が普及しています。

 脱腸とは
 お腹の中にある大腸や小腸などの臓器が飛び出してきて、太ももの付け根が腫れてくる病気。子供の外科手術では一番多い
 病気です。脱腸の正式病名は「そけいヘルニア」といい、「そけい」は太ももの付け根の部分、「ヘルニア」は体の組織が正しい
 位置からはみ出した状態をいいます。つまり「そけいヘルニア」とは「正しい位置にある大腸や小腸の一部が、太ももの付け根
 の皮膚の下に出てくる病気」ということです。
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