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いぼ痔の手術

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いぼ痔の手術


   
 いぼ痔の手術について

 いぼ痔の手術は薬物療法では改善が見られない、繰り返す出血、強い痛み、および脱肛(肛門や直腸の下のほうの粘膜が
 肛門外に脱出する病気)がある場合に行いますが、上直腸動脈の抹消である痔動脈をけっさつ切断し、痔核を摘出する手術が
 一般的な方法です。
他にもレーザー治療や輪ゴムけっさつ法、肛門括約筋保護手術などがあります。

 レーザー治療
 レーザー光線をいぼ痔に照射し凝固させ、いぼ痔を縮小させて除去する治療法です。レーザー治療は手術の際の出血が少ない
 ので肝臓に病気があったり、血小板が少ないなど、出血をしやすい人には有効な手術法です。

 輪ゴムけっさつ法
 いぼ痔があまり大きくなくて、丸形で奥に細くない場合に高い効果を発揮する治療法です。特殊な器具を使っていぼ痔(内痔核)
 の根本に輪ゴムをかけて徐々に根本を締めていき、血行を遮断して患部を少しずつ壊死させ、脱落させます。

 肛門括約筋保護手術
 肛門括約筋を極力傷つけずに、いぼ痔を摘出する手術です。筋肉を傷つけることによって起こる後遺症を回避でき、回復までの
 時間が短くてすみます。
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