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慢性腎臓病の症状

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慢性腎臓病の症状


   
 慢性腎臓病の症状について 慢性腎臓病の症状

 腎臓の働きが慢性的に低下していく病気を慢性腎臓病(CKD)といます。慢性腎臓病は初期段階では自覚症状はほとんどないため
 これが患者を増加させる原因の1つとなっており、新たな国民病とも言われています。(国民の約1割、1100万人以上の腎機能が
 60%以下に低下していると言われている)慢性腎臓病が進行し、悪化すると次のような症状が現れ始めます。
 倦怠感(疲れやすく常にだるい感じがする)  気持ち早く歩いただけで息が切れる  身体の各所がむくむ  
 たちくらみなど貧血が起こる   夜間尿(夜中に何度もトイレに行くようになる)  多尿


 慢性腎臓病が重症化した状態を慢性腎不全といい、腎臓の機能が低下し、血液中の老廃物が排出できなく状態を言います。
 慢性腎不全を治療せずに放置したままにしておくと、末期の腎不全となって人工透析や肝臓移植を受けなければ生きていけ
 なくなってしまいます。

 透析は腎臓病の根治を目指す治療ではなく、腎機能を補う役割をするものです。
 血液透析
 血液透析器で血液を体外へ取り出し、余分な水分や老廃物を取り除いてから体内へ戻す方法です。これを連続して行うことで正常な
 状態を保つことができます。透析治療を行うためには血液を体外に取り出すために腕の静脈と動脈をつなぎ合わせる手術をしなけれ
 ばいけません。透析は週に2〜3回、1回あたり、4〜5時間を要します。家族の協力など、環境が整えば自宅で行うこともできます。

 腹膜透析
 お腹の中に透析液を入れて体内で老廃物を除去する方法です。1日4〜5回、1回に30分の時間を要します。
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