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人工透析の食事

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人工透析の食事


   
 人工透析の食事について 人工透析の食事

 まず人工透析とは、機能の低くなった腎臓の変わりに血液をきれいにするため、血液を半透膜の透析装置でろ過し、
 尿毒素・老廃物・水分などを取り除いた後、再び体に血液を戻すことを言います。通常透析治療は週2〜3回通院し、
 1回4〜5時間受けることになります。

 正常な腎臓は1日24時間ずっと働いていますが人工透析は前述したように、週2〜3回通院し、1回4〜5時間という短い時間
 腎臓の代わりとして受けるだけです。腎臓の機能が低くなり人工透析を受けるほどであれば食事にも気をつけなければ
 いけません。食事は1つの治療なのです。

 塩分を控える
 腎臓は塩分を調節する機能がありますが腎臓の機能が低下すると塩分の排泄がうまくできず、血液の中にたまってしまうので、
 1日の塩分の摂取量を5〜7グラムに制限することが大切です。

 水分を控える
 腎臓は尿量を調節することにより、体内の水分の量を一定に保っていますが、腎臓が悪くなると尿が出なくなり体の中に水分が
 たまってしまいます。水分を取りすぎるとむくみ、呼吸困難・血圧上昇などの症状がでて高血圧・心不全などの原因になります。

 カリウム・リンを控える
 腎臓が悪くなると、血液の中にカリウムやリンがたまってしまい、だるさや胸の苦しさなどの症状が現れて、時には心臓が止まって
 しまうこともあります。カリウムを多く含んでいる食品は牛乳、乳製品、コーヒー、お茶、生野菜、果物などです。

 たんぱく質を控える
 必要以上に摂取されたたんぱく質は尿毒症性物質になってしまうので制限が必要です。
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