サルでもわかる!病気の基礎知識

老人頻尿

TOP

老人頻尿


   
 老人頻尿について 老人頻尿

 過活動膀胱(かかつどうぼうこう)という疾患があり、これは突然我慢しがたい切迫感が生じて、頻尿や切迫性失禁といった症状が
 見られるものです。成人の約12%に見られる疾患ですが、70〜80歳代の高齢者になると約30%以上の人が過活動膀胱だといわ
 れています。

 また一般的に年をとると膀胱の容量は減り、排尿筋が敏感になるので、膀胱に少し尿が溜まっただけでも我慢できなくなって若い
 ときよりも排尿の回数が増えてしまいます。
 
 他にも理由はあります。高齢者になると腎臓の血流も少なくなります。日中は起きている状態なので各器官へ血流を送るため腎臓
 へは十分血流が行かず、尿の生成も抑えられているのですが、睡眠時は(横になると)、手や足などの各器官への血流は抑えられ
 るので、その分腎臓へ血液が送り込まれるため尿量が増え、結果夜間の頻尿が多くなるのです。

 ちなみに男性の場合、前立腺肥大症がある場合、膀胱が肥大した前立腺により刺激されるので排尿の回数は多くなります。
Copyright (C) T.Katayama All Rights Reserved
サルでもわかる!病気の基礎知識
掲載内容は万全を期していますが、当サイトから起こるいかなるトラブルも当サイトは一切の責任を負わないものとします