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腱鞘炎の治療

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腱鞘炎の治療


   
 腱鞘炎の治療について 腱鞘炎の治療

 腱鞘炎は手の指、手首や前腕部、肘に起こるケースが多く、腱鞘が炎症を起こしている状態で、多くの場合、腱自体の炎症である
 腱炎と併発しています。

 腱鞘炎を治療するためには、まず、原因となっている動作を休んで安静にすることです。どんな腱鞘炎の症状であろうと、一番の
 治療法は動かさない事です。
痛みや熱を帯びている場合、冷湿布をして患部を冷やしましょう。腱鞘炎が起きているときは、その
 部分を温めないことが大切です。しかし動作を行う前にストレッチを行ったり、ゆっくりと入浴して全身の血液循環を良くすることは、
 腱鞘炎の改善に役立ちます。腱鞘炎で病院にいくと、消炎・鎮静作用のある非ステロイド系抗炎症剤が処方されます。ひどく痛む
 ときや、慢性化した腱鞘炎に対しては、腱鞘内に直接ステロイドを注射することもあります。

 温熱療法としては、マイクロウェーブなどの超音波・超短波、レーザー光線による治療法などがあります。温熱で患部に刺激を与え
 ることにより、筋肉の緊張や血行不良を改善して、痛みを発している物質を取り除くことを目的として行う治療です。
 炎症がひどく、激しい痛みがあるなど、できる限り動かさない方が良い場合は、サポーターやテーピング、添え木などを使って患部
 を固定します。無理な動きを制限することで、痛みをやわらげ、悪化を防ぎます。これらの治療を行っても症状が改善しない慢性化
 した腱鞘炎や、激しい痛みのある腱鞘炎などの場合、手術を行います。腱鞘炎の手術は、局所麻酔で20分程度で終了しますが、
 手術後、十分に機能を回復させるため、きちんとしたリハビリをすることが大切です。
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