下肢静脈瘤の原因　下肢静脈瘤の原因を簡単解説

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　下肢静脈瘤の原因について

下肢静脈瘤の原因

　下肢静脈瘤は足の血管の病気です。血管には動脈と静脈の２種類があり、下肢静脈瘤は静脈の病気です。動脈の場合は心臓
　の鼓動で血液が押し流されていくのですが、静脈にはそういった機能がありません。骨格筋が動くことによって静脈の血管が押さ
　れ、心臓に使い終わった汚れた血液を戻す働きをしているのです。重力に逆らって足から心臓に血液を送らないといけないので、
　静脈には逆流防止弁が付いていて、立っている時に重力に負けて血液が足の方に戻ってしまう逆流を防いでいます。下肢静脈瘤
　は、この静脈の逆流防止弁が壊れることによっておこる静脈独特の病気です。

　逆流防止弁が壊れてきちんと閉まらないために下流の静脈に血液がたまり、静脈がこぶのようにふくれてしまいます。また、汚れた
　血液が足にたまるために、むくみやだるさなどの症状が起こります。逆流防止弁が壊れる原因には運動不足や遺伝、妊娠、出産、
　長時間の立ち仕事などがあります。静脈の血液は骨格筋が動くことによって、押し流されていきますが運動不足や立ち仕事のため
　に足をあまり動かさないと、血液が足のほうにたまり、負担がかかります。そのうち逆流防止弁が壊れたり、機能が低下していまい、
　下肢静脈瘤の原因となるのです。一度壊れた逆流防止弁は再生しません。

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