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糖尿病の食事

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糖尿病の食事


   
 糖尿病の食事について 糖尿病の食事

 糖尿病になると血液中の糖分(血糖)が異常に高い状態(高血糖)が続きます。この高血糖は、インスリン(膵臓から出される
 ホルモン)の働きが低下して起こります。インスリンの働きにより、筋肉や細胞が糖分を取り込むのですが、過食や肥満・運動
 不足だと筋肉・細胞の働きが鈍るので、インスリンがでても糖分の利用が難しくなります。それでも膵臓はインスリンを出し続け
 るのですが、症状が進むと最終的にインスリンをうまく出せなくなってしまいます。

 糖尿病の食事療法の目的は、過食やまとめ食いを控え、筋肉や細胞の働きをよくすることによって、インスリンが効率的に使わ
 れるようにすることにあります。
インスリンの働きにあった量の食事をとれば、糖分を十分に利用することができるため、高血糖
 防止につながります。

 糖尿病の食事療法のポイントは食べ方と食べる量にあります。
 一日3食をきちんと摂るようにする。
 朝食や昼食を抜いたり、あるいはまとめ食いをしたりすると、一度にたくさんのインスリンが必要になるため膵臓に負担がかかります。
 空腹状態で食事をすると、体が次の空腹状態に備えて栄養を蓄えようとするため、皮下脂肪が溜まりやすくなってきます。

 食事のスピードはゆっくりと。
 満腹感は、血液中の糖分が増えたことを脳が感知して起きるので、早食いをすると血液中の糖分が増えるより先に胃に食べ物が
 送り込まれてしまいますので、満腹感を感じる前にどうしても食べ過ぎてしまい肥満につながります。

 糖尿病は発症すると完治できないため、一生のつきあいを覚悟しなければいけない病気です。
 糖尿病になっても何もせずに放置すると症状が進行し、眼・腎臓・神経などにさまざまな合併症が引き起こされてしまいます。
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