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精神性多汗症

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精神性多汗症


   
 精神性多汗症について 精神性多汗症

 多汗症の中でも、人と会って話をする時や、電車などたくさん人がいる場所にいる時、人前で緊張したり、テストなど緊張
 しやすい場面を控えて、手のひらや脇の下、足の裏などに多量の汗を発汗してしまうという症状を精神性多汗症または緊
 張型多汗症と呼びます
(発汗恐怖や、発汗恐怖症、局所多汗症、多汗恐怖などとも呼ばれます)。 緊張する場面では誰
 もが多少は手のひらなどに汗をかくことがあると思いますが、精神性多汗症の場合には発汗が強く現れてしまい、たくさん
 の汗をかいてしまうことがあります。

 精神性多汗症は本人が意識していなくても、何らかの緊張や不安を感じ汗をかいてしまう、その汗が気になりさらにまた汗
 をかいてしまう、という悪循環を生み出します。精神性多汗症の人はとにかく汗をかくことに非常に敏感になっているので、
 自分の中で汗をかくことについて意識が向きやすくなっています。

 精神性多汗症の場合には、特に心理療法などの複合的な治療が必要になります。
 汗を止める効果のある薬もありますが、汗に対する不安や緊張を取り除くために精神安定剤や抗不安薬が治療に用いられ
 ることもあります。しかし、これらはいずれも対処療法であり、目の前にある症状を軽減するためだけのもので、根本的な治
 療法ではありません。
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