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メラノーマの転移

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メラノーマの転移


   
 メラノーマの転移について メラノーマの転移

 メラノーマの手術を行うときは、病巣部分とその周辺の正常組織も含めてできるだけ広範囲で切除手術を行います。広範囲に
 切除する理由は、術後の再発を予防するためです。がんの大きさにもよりますが、通常は病巣の周りを1センチから3センチ程
 度切除し、切除した部分には他の部分の皮膚を移植したりします。

 がんが転移する場合、最初に発生したがんから転移するほとんどのケースで、まずそこから最も近いところにあるリンパ節に
 転移します(最も転移しやすい部位はリンパ節で、通常は病巣から近いところにあるリンパ節に転移します)。たとえば、最初に
 発生したがんが手であれば腋下リンパ節に転移してきます。転移がおこれば、腫れてぐりぐりとしたシコリを感じるようになりま
 すが、転移の初期の場合は腫れていないこともあり、精密検査をしないとわかりません。更に進行すれば、リンパを経由して内
 臓などにも転移していきます。このように病巣部分以外にも転移がある場合は、転移した部分も同時に切除します。


 メラノーマとほくろとの見分け方は、できたほくろが大きくなるスピードにあります。また、ほくろの輪郭がぼやけていたりいびつな
 形をしていたり、色も真っ黒だったりムラがあったり、表面に凹凸がある場合はメラノーマの可能性が高いです(ほくろが痒かったり
 痛かったり、出血をすることもある)。メラノーマは、ほくろのように見える皮膚がんです。日本人は、手のひらや足の裏、爪の中に
 発生する率が高いです。
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