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アルコール依存症の治療

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アルコール依存症の治療


   
 アルコール依存症の治療について アルコール依存症の治療

 治療の第一段階はアルコールを脳内から抜くということです。一時的に精神的に不安定になりますが、徐々に落ち着いてくる
 のを待ちます(入院して強制的に本人からアルコールを遠ざける)。離脱症状がなくなってきたら、精神的にもある程度安定し
 てくるので、さらに精神的に安定ができるようにする時期です。退院できるような状態では、アルコールもすっきり抜けて、社
 会復帰ができるようになります。しかし治療はここで終わりではありません。ここからが本当のスタートなのです。なぜならアル
 コール依存症は非常に再発の多い病気だからです。アルコール依存症の再発を防ぐには、アルコールを完全に絶った状態を
 継続して保たなくてはいけません。


 一度アルコール依存症になると、長期間にわたる過剰飲酒で脳内に神経科学的変化が生じ、脳へのアルコール作用が刻みこ
 まれてしまいます。アルコール依存症の治療を受けて担任したあとで、少しでもアルコールが体内に入ってしまうと、飲酒コントロ
 ールを失いやすくなります。そのため適度にアルコールを飲むような生活スタイルはゴールではありません。2度とアルコールを
 体内に入れ続けない意思と目標を持ち続けなければいけないのです。
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