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摂食障害の治療

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摂食障害の治療


   
 摂食障害の治療について 摂食障害の治療

 標準体重の60%以下にやせると、全身衰弱になり、重い合併症が起こります。たとえば、低血糖で意識がなくなる、脱水で
 腎臓の働きが悪くなる、電解質異常(嘔吐や下剤の乱用による低カリウム血症による不整脈)です。また、栄養失調で結核
 の合併もあります。

 カウンセリング
 主に医師やカウンセラーと1対1で行われます。カウンセリングを重ね、患者さん自身が病気に対して治そうという意欲を高め
 たり、心の中を整理し、様々な悩みや問題に対処していくことが主な目的です。

 行動療法
 食事の量と行動範囲を一定の範囲内に制限する治療プログラムのことです。拒食症患者は、太ることを嫌がって食事を拒否し
 たり、たとえ拒食症を治したいと思っていてもなかなか食べられない精神状態になっています。このような状況では、他人の強
 制的な力を借りて、間違った思い込みを正したり、食べる訓練をする必要があります。

 家族療法
 摂食障害患者を周りのみんなでサポートし、家族がよりよく生活できるよう、みんなで話し合い、理解を深めていく治療法です。

 集団療法
 同じ境遇の患者が集まって話をしたり、その集団全員で治療を受けたりするものです。話し合いは、医師やスタッフはほとんど介
 入せず、患者さん同士の自由な話し合いを促す役割をします。この話し合いで大切な要素は自分と同じように悩み苦しんでいる
 人がいるということを知ること、そしてさまざまな人の話を聞けるということです。自分だけが苦しんでいるのではない、自分だけが
 人よりも劣っていたり異常なのではないという考えをこの集団療法で正すことが出来ます。
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