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乳腺炎の症状

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乳腺炎の症状


   
 乳腺炎の症状について 乳腺炎の症状

 乳腺炎とは乳腺の炎症のことで、乳房に発赤、はれ、発熱、痛みがあり、授乳機能に支障をきたしたりします。乳管が
 軽く詰まり、乳腺が腫れて痛い状態から、乳腺の細菌感染が周りの組織に広がり乳房膿瘍の状態になったものまで、
 いろいろな段階があります。乳腺炎はどこまで悪くなったら、という明確な基準はありません。

 症状
 乳房にしこりや痛みがある症状があります。発熱はなく、授乳を続けたり食事内容を改善することでおさまります。この
 段階では治療をする必要はありません。乳腺炎の症状がさらに進むと38℃以上の発熱を伴い、体がだるくなり倦怠感を
 覚えます。この状態になると抗生物質や解熱剤などの治療が必要となり、保険が適用されます。 細菌が増加し、乳房全
 体が腫れると入院が必要になり、点滴や乳房を切開して膿を出すといった手術が必要となります。


 うっ滞性乳腺炎
 乳腺でつくられる母乳は、出産後2〜3日から乳管を通って乳頭から出るようになりますが、はじめての出産の場合、あるい
 は出産後2〜4日の授乳開始直後は、まだ乳管が十分に開いていないため、乳汁が乳管の途中で詰まるうっ滞が起こりやす
 くなります。

 急性化膿性乳腺炎
 乳頭に傷ができると、乳頭から乳管へ細菌が入り込んで感染が起こります。感染が起こると、乳房全体あるいは一部が赤く
 腫れ、ふれると激しい痛みを生じます。シコリを感じることもあり、わきの下にあるリンパ節も腫れたり、38度以上の高熱になる
 こともあります。

 慢性乳腺炎
 乳輪の下に、痛みをともなうしこりができます。しこりは徐々に大きくなり、赤く腫れたり、膿が出たりします
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