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脳動脈瘤

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脳動脈瘤


   
 脳動脈瘤について 脳動脈瘤

 脳動脈瘤とは脳の血管(動脈)の一部が膨らんで弱くなっているところを言います。
 多くは生まれつき動脈壁に弱い部分があり、これが圧の高い血流に押されてコブのように膨らむのです。
 膨らむ大きさは1〜2mm程度の比較的小さなものから30mmを越える大きなものまであります。
 初期は自覚症状がなく、破裂して発病に気が付くケースが多いです。破裂した場合はくも膜下出血となります。
 くも膜下出血は、出血性脳梗塞や脳機能障害を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

 そのため破裂した脳動脈瘤に対する最も重要な治療は再出血を防ぐことです。
 (破裂すると、出血は一時的に止まっても、放置するとまた出血し、命にかかわることもあるので
 予防のためにも手術したほうがよいとされています)

 治療法は動脈瘤の根本にクリップをかけて止血するクリッピング手術が一般的ですが、
 切らずに治す血管内手術(コイル塞栓術)も行われています。これは大腿部の動脈から細い
 カテーテルを脳動脈瘤まで入れて、プラチナのコイルを瘤内に詰めてふさぎ、破裂を防ぐものです。
脳動脈瘤の治療
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