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わきが

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わきが


   
 わきがとは わきが


脇の下には、エクリン汗腺、皮脂腺、アポクリン汗腺の3つの分泌腺があります。
アポクリン汗腺から出る汗は、わきが特有の臭いの原因になります。アポクリン汗腺は、
ワキの下をはじめ乳輪、外耳道、外陰部、へその周囲、肛門の周囲など限られた部分にのみ分布していて、
毛穴と直結しています。 アポクリン汗腺から出る汗は、粘り気のある乳白色がかった液体です。
この分泌される液体(汗)はほとんど臭わないですが、空気に触れると変質しやすい性質があり、
皮膚表面の細菌によって分解されると独特の臭いを発します。
わきがになったらどうすればいいですか?


わきがの治療法には、内的な治療法と外的な治療法の2つあります。
内的な治療方法として食事療法があります。脂分の高い食事を控え、菜食中心に変えることで、
多少の効果は出ますが根本的な治療ではありません。外的な治療法は、手術ということになります。
わきがを完全に近い形で治すには、直接アポクリン汗腺を除去する手術しか方法がありません。

前除法
わきの下の皮膚を5cm程切開し、そこから皮膚をめくって裏返し、アポクリン汗腺を医師が直接目で確認し、
取り除く手術で、重度のわきがに対して確実性の高い方法です。
わきが手術の中で唯一健康保険が適用される方法です。

マイクロレーザー法
直径1mmのレーザーファイバー先端を毛根部に挿入し照射治療し、わきがや多汗症の原因となる
アポクリン汗腺・エクリン汗腺を燃焼さます。燃焼した組織を更に吸引器具で吸引するので大きな成果が
得られる治療法です。傷跡は目立ちにくく治療時間は短くてすみます。

ボトックス注入法
ボトックスを注射して汗が出る現象そのものを抑えます。1回注射すると、半年近く効果は持続しますが
完璧に臭いをなくすという効果は期待できないと言われています。
(ボトックスはタンパク質の一種で、交感神経の働きを弱める作用があるため、わきの下に注入することで
アポクリン汗腺やエクリン汗腺といった汗腺の活動を抑制し、結果として汗の分泌が抑えられます)。
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