ウルシの名前の由来
「ウルシ」の語源は、基本的には麗し(うるわし)や潤し(うるおし)と言われているけれど正確にはわかっていないんだ。いくつか紹介すると、ほどよい水分を持っていることを表す「潤液(うるしる)」が省略されたという説。2つめは、「塗液(ぬるしる)」が転訛したという説で、伝統工芸にもなっている漆塗りのことを指しているよ。同じように漆塗りに関連して「潤師(うるし)」。専門の極めた職人が作業することから「師」が使われたとされるよ。4つめは、「ウ漆」で、指すものがとても綺麗だったり可愛いときに使う「ウ」がつくんだよ。むしろ諸説がたくさんあるのは、それほど昔から生活に馴染み深い植物だったからかもしれないね。