オランダの国花


オランダの国花は「チューリップ」

原産地のトルコから、16世紀にオランダにやってきた「チューリップ」がオランダの国花だよ。

3月中旬から5月にかけて、赤色や桃色、黄色など豊富な色合いと、一重咲きや花びらが幾重かに重なった八重咲き、花びらに切れ込みの入っているパロット咲きなど、形も様々なチューリップが、空から見るとパッチワークのようにオランダ各地の大地を彩るぞ。特に、8週間限定で約600万株の球根の花が咲き誇る「キューケンホフ公園」が有名で、最も見頃になるのは4月半ばだよ。

この公園の花は、マルチレベルプランティングという独自の植え付け計画・方法で、同じ敷地に連続して3度同じ花が咲くように調整されているんだ。オランダでは、17世紀半ばに人々が球根を買い求めて、あまりの高値に市場が崩壊するまで球根がお金のように扱われたほど、古くから愛されてきた花だよ。