ギリシャの国花


ギリシャの国花は「アカンサス」

ギリシャの国花は、古くから深く関係してきた「アカンサス」。この植物は葉っぱも花もとっても特徴的なんだ。

一枚が約50cmにもなる深く切れ込みの入った大きな葉っぱは、鋸の歯のようにギザギザしていて、先端には刺がついているよ。ペロンと白色の唇のような形をしたところが花で、上下を赤紫色の萼片がパックリと挟んでいる不思議な姿だぞ。

「アカンサス」は、暑さ寒さ、乾燥に強く、木漏れ日程度の日当りでも生育できることから生長力に長けていて、生命力のシンボルとして、古代ギリシア建築の特にコリント様式に用いられているんだ。ギリシャ神殿の円柱などの装飾は、この植物の葉をモチーフにしたものだぞ。