シンガポールの国花


シンガポールの国花は「ラン(バンダ・ミス・ジョアキム)」

1893年、シンガポールの女性、アグネス・ジョアキムが、自宅の庭で新種のランを発見したんだ。シンガポールで初めてのランの自然交配種だったことや、約5cmもの大きく美しい花が一年中咲くこと、丈夫であること、当時ランの栽培が重要な国の産業のひとつであったことなどから、1981年にシンガポールの国花として制定されたぞ。

そのランの名前は「バンダ・ミス・ジョアキム」。発見者である彼女の名前が付けられていて、以前の通貨、1セントコインのデザインにもなっていたよ。国内にあるシンガポール植物園の中で、一番の見どころは国立洋ラン園(ナショナル・オーキッド・ガーデン)とされていて、ランの人工交配に力を入れているんだ。

ここには、イギリスの雑誌で「王冠の宝石に値する」といわれたほどの、約1000種の原種と約2,000の交配種のランがコレクションされているよ。シンガポールを訪れた際には、ぜひ観賞しに出かけてみてね。