ドイツの国花


ドイツの国花は「ヤグルマギク」

ドイツの国花とされているのは「ヤグルマギク」で、地中海沿岸地方が原産地とされている植物だよ。「ヤグルマギク」は日本名で、漢字で「矢車菊」と書くんだ。

鮮やかな青紫色の花の姿を、5月の端午の節句に飾る、鯉のぼりの竿の一番上についている矢羽根でできた車輪「矢車」に見立てて付けられたぞ。ドイツの国花として選ばれた由来は、遡ること19世紀初め、ナポレオンによって侵攻された際に、穀物畑に身を隠した皇后が王子をたちを慰めるためにこの植物で花冠を作ってあげたこと。

その後、王子の一人が皇帝の紋章として使ったことから「皇帝の花」と称されるようになり、その皇帝が初代ドイツの皇帝となったことから、国花としてさらに広く知られるようになったよ。