ペルーの国花


ペルーの国花は「カンツータ」

南アメリカ大陸のほぼ中央に位置し、山裾からは存在が確認できないことから空中都市と呼ばれるマチュピチュの遺跡や、11世紀から12世紀頃に建設されたインカ帝国の都、クスコ、古代ナスカの人々が残したナスカの地上絵など、10か所もの世界遺産を有する国、ペルー。観光地として見どころが豊富なペルーの国花は「カンツータ」だよ。

標高2500メートルから4000メートルの高地に生育し、背丈が4メートルほどの南アメリカが原産の木なんだ。筒の先端が丸みを帯びた何枚かの花びらに分かれたような形の花で、特に赤色と黄色の2色がよくみられるよ。

この花にはペルー統一にまつわる伝承があって、憎しみ合っていた王同士がお互いに重傷を負い、やっと二人は戦うことの愚かさに気付いたんだ。だけど、ふたりは結局手を取りあいながら亡くなってしまって、この時に、統一の象徴のようにカンツータの赤と黄色の花が一斉に咲いたとされているぞ。