マレーシアの国花


マレーシアの国花は「ハイビスカス」

マレーシアはマレー半島およびボルネオ島の一部からなり、東南アジアの中心に位置する国。その国土は、日本の約9割弱の広さでありながら、その約60%が熱帯雨林で覆われているんだ。

マレーシアの国花は、南国のトロピカルなイメージの強い「ハイビスカス」で、1960年、初代首相のトゥンク・アブドゥル・ラーマン氏によって国是とともに正式に制定されたぞ。代表的な赤色のハイビスカスの花びら一枚一枚に国是が表されていて、一に神への信仰、二に国王及び国家への忠誠、三に憲法の遵守、四に法による統治、五に良識ある行動と徳性となっているぞ。そして赤い色は勇気を表しているんだ。

「ハイビスカス」は、赤色や赤紫色、濃いピンク色、オレンジ色、白色など原色に近い鮮やかな色合いが多く、ハッとするほどダイナミックな花が咲くけれど、朝咲いた花はその日の夕方にはしぼんでしまう一日花と呼ばれる種類で、潔い植物なんだね。