モナコの国花


モナコの国花は「カーネーション」

モナコは、南フランスの地中海に面したイタリアとの国境に近い位置にあって、ヴァチカン市国の次に世界で二番目に小さな国なんだ。

年間300日以上が晴天で、一年を通して温暖で安定した天気と、花壇には季節の花がいつも咲き誇り、公園は整備され、道路にゴミひとつも落ちていない、隅々まで手入れが行き届いた美しく整然とした国なんだよ。

モナコの国花は、赤色やピンク色、白色や黄色など、花色だけではなく、背丈や咲き方、咲く時期などの品種改良が進み、多数の種類が世界中で広く普及している「カーネーション」なんだ。地中海沿岸や南ヨーロッパが原産地の植物だよ。

日本では母の日に贈る花として知られているね。「カーネーション」には、十字架に架けられたキリストに聖母マリアが流した涙の跡に咲いたという伝承があったり、名前の由来には、花の色が人の肌や肉の色に似ていることから、その意味の古いフランス語や、謝肉祭から肉を意味する単語が由来しているなどいくつもの説があるんだ。