ヨルダンの国花


ヨルダンの国花は「ブラックアイリス」

ヨルダンは、塩分濃度が高すぎて生物が生きていけないことから名付けられた「死海」の東側に面し、ユネスコ世界遺産にも登録されている、約4,000年前から風や天候によって徐々に削られてきた、1,750mもある巨大な岩場「ワディラム」など、ダイナミックな景観を有する中東の国のひとつだよ。

ヨルダンの国花は「ブラックアイリス」。地中海東部が原産地のアヤメ科の植物で、ヨルダンの乾燥地帯に自生しているよ。この花の球根が、2014年6月3日にヨルダン王国から日本との国交樹立60周年を記念して、静岡県浜松市にある「はままつフラワーパーク」に寄贈されたんだ。

生育方法などの文献がなく、大切に大切に育てて、翌年2015年3月末に2本の茎の先端にそれぞれひとつずつ蕾を付けたぞ。そして4月7日、背丈の低い株にインパクトのある黒紫色の直径10cmほどの花が咲き誇ったんだ。すぐに2本目も咲いたよ。日本でブラックアイリスを観賞するには、「はままつフラワーパーク」をチェックしてみてね。