ラオスの国花


ラオスの国花は「プルメリア」

インドシナ半島の中国とミャンマー、そしてタイやカンボジア、ベトナムの5か国に囲まれた国、ラオス。一年は、5月から9月の雨季と、10月から4月の乾季に分かれ、日本の本州ほどの国土の約70パーセントが高原や山岳地帯なんだ。

ラオスの国花は、公用語のラオス語で「チャンパ」といって、「プルメリア」のことだよ。5枚の花びらが星形に並ぶ可愛らしい形をした、香りをもった花で、白色や赤色、黒に黄色、ピンク、オレンジ色など色合いが南国らしい雰囲気の植物なんだ。

ラオスの国花としては、白色の地色に、黄色い縞が入った種類が定められているぞ。また、ラオスの首都、ビエンチャン郊外のチャンパ・ガーデンには、プルメリアだけを集めたチャンパ・ガーデンがあって、2月頃から7月頃に見頃を迎え、それぞれの花の持つ香りも楽しむことができるよ。

「プルメリア」は、仏様への献花やお正月に用いられていることや、ラオス人なら誰でも知っている、どこか懐かしさを含む「チャンパーの花」という歌もあって、古くから親しまれ、愛されてきた花なんだ。