山梨県の県花


山梨県の県花は「ふじざくら」

山梨県と静岡県にまたがり、2013年6月22日にユネスコの世界文化遺産に登録された富士山山麓や、その周辺、箱根近辺などに主に自生している野生種の桜のひとつ、「ふじざくら」が山梨県の県の花で、昭和29年に制定されたぞ。

いくつかの別名をもつこの植物は、富士山周辺に咲くことから「ふじざくら」、箱根近辺では「ハコネザクラ」、白色もしくは薄紅色の可憐で小さな花びらの花を、俯くようにそっと慎ましく咲かせる様子から、「乙女ざくら」や、樹高が他の種類ほど高くならないことから「豆ざくら」などとも呼ばれているんだ。

山梨県内で最大級の美しい群落を観賞できるのは、国の天然記念物にも指定されている、富士山麓の中ノ茶屋エリアから大石茶屋エリア。富士山をバックに、4月下旬から5月上旬にかけて満開に可憐な花が咲き誇る景色を楽しむことができるよ。