静岡県の県花


静岡県の県花は「ツツジ」

静岡県花の会連合会の設立10周年の際に、「花いっぱい運動・美しい町づくり運動」の一環として県の花を選定することになり、昭和40年6月から9月の約3か月間、県民から公募が行われたんだ。

応募されてきた92種類の中で、主な植物は「ツツジ」や「茶」、「ミカン」、「藤」、「あおい」など。そして、昭和40(1965)年9月21日、次点の「茶」と約300票差で最高点の「ツツジ」が県の花として選定されたよ。県内には数多くの野生のつつじがあって、中には静岡県だけにしかない品種があったりと、公募条件にもなっていた「県民のだれにも親しまれ、栽培も容易で本県の気候風土に適したもの」なんだ。

県内最大級とされるのは富士宮市猪之頭の個人宅にある樹高4.6メートルの県指定天然記念物「猪之頭のミツバツツジ」で、4月中旬頃になると鮮やかなピンク色の花を15メートルも傘のように開いた枝いっぱいに咲かせるぞ。