岡山県の県花


岡山県の県花は「ももの花」

晴れの日の日数が全国1位の岡山県。そんな岡山県の県の花は「ももの花」なんだ。法律などで決められているわけではないけれど、明治の初め頃から始まった県内での桃の果実栽培は、特に白桃が今では県を代表する特産物のひとつで、桃太郎にまつわる伝説などもあって昭和25年ごろから県の花として、とても親しまれているよ。

ももは、春に淡いピンク色や白色、紅色の花が咲いて、夏になるとジューシーで滑らかな口当たりの果実が収穫できるんだ。関東方面では果実が赤く色付いているのが一般的だけれど、岡山県が全国一の生産量を誇る清水白桃という品種は、一玉一玉丁寧に袋をかけて育てていくことで乳白色の透き通るような果実が生るよ。

甘い桃の香りが辺りに広がり、全体に柔らかみがあれば食べごろ。食べる一時間前に、果実をさっと洗って冷蔵庫で適度に冷やすと、よりおいしくいただけるぞ。