4月13日の誕生花は桜

-　花の解説　-

梅に変わり、桜が好まれ始めたのは平安時代以降のことなんだ。それでも最初はヤマザクラを観賞していて、今最も全国的に普及しているソメイヨシノを楽しむようになったのは、江戸末期になってから。日本原産のものはヤマザクラやエドヒガンなどをはじめとした8種ほどで、それ以外に交配種を含めると600以上あるんだ。ギザギザした縁の葉が互い違いに生えて、薄紅色の一重咲の花びらを５枚もった小さな花を咲かせるのが一般的だけれど、一重咲きや八重咲き、花の付け方の違いなど園芸品種が多くて、代表的な存在の「ソメイヨシノ」のほか、褐色の葉っぱに花色が淡い紅色から白がっかった紅色に変化する大輪で八重咲きの室町時代からの名花「普賢象（フゲンゾウ）」、濃い紅色の花を咲かせる大型の品種で天城吉野とカンヒザクラノ交配種「陽光」、木は枝垂れ、八重咲きの濃い紅色の花を咲かせる「八重紅枝垂」、ぽってりとした印象の大輪八重咲きで濃い紅色の花をよくつける「関山」、鉢植えで栽培できる淡い紅色の中輪二重咲きの花を咲かせる「旭山」などが有名だよ。