5月30日の誕生花はオリエンタルポピー

-　花の解説　-

大きな株になると、一輪だけでも人目を引く大きな花がたくさん密生することで、遠目からでもわかる圧倒的な花壇になるよ。橙色の花びらの基の部分が黒色に染まっている花が一般的で、園芸的に改良されたものには、桃色、白色の地に基の部分が黄色に染まるものがあって、咲き方にも、４枚から６枚の花びらをもつ一重咲きのほか、八重咲きや縁が波打ちフリルのようになるもの、ギザギザと刻まれているものなど多種あるんだ。茎や羽根状に深く切れ込みが入った葉には、白色の荒い毛が生えていてザラザラした感触だよ。特徴的なのは蕾で、他のケシ類は下向きに垂れているのに、オリエンタルポピーだけ真上を向いてスタンバイしているんだ。気を付けなければいけないのは、麻薬の原料となることから栽培が禁止されている「ハカマオニゲシ」にとてもよく似ていること。見分ける手がかりは、ハカマオニゲシは「鮮やかな深紅色の花びらに鮮明な黒紫色の斑点が基の部分につく」、「花びらのすぐ真下につくハカマと呼ばれる小さな葉が4枚から6枚と多い」、「蕾の表面につく毛が硬く伏せっている」ことだよ。