11月29日の誕生花はホトトギス

-　花の解説　-

先端が尖った長めの楕円形の葉っぱは、短い剛毛が生えた茎を抱き込むようにして互い違いに生えているよ。葉っぱの表面には黒い油のシミに似た斑紋がついているけれど、その斑点は花が咲く頃には消えてしまう。花は6枚の花びらからできていて、内側は紅白色地に紫紅色の斑点が入り、下の方には黄斑が入っていて、これがホトトギスの胸毛に似ていることからこの名前になったんだ。花は葉っぱの付け根から2個から3個ついて、斜め上に向けて咲くよ。同じ仲間には白い花が咲く‘シロホトトギス’や、鹿児島県原産で茎や葉っぱ、花柄に毛がない‘サツマホトトギス’などがある。「ホトトギス」は、もともと日陰に自生している植物だから、夏の日差しで葉っぱが焼けないように、一日の半分程度の日当たりがある場所で育てるのがおすすめだよ。