釣り用語 ガラモ

ガラモ

本州から九州まで広く分布し、潮間帯の水深1〜2mの浪当たりの強い場所を主な生息域としているホンダワラ科に属する褐藻類の1種。長さは1〜2メートルくらいで、小さな気泡がたくさん付いており、海中に立っている状態。ホンダワラ類が密集している場所をガラモ場と呼び、魚やイカの産卵場所や生息場所となっている。
ホンダワラ科にはホンダワラを始め、ジョロモク、コブクロモク、アカモク、ヨレモク、ヒジキなどが含まれ、日本沿岸だけでも60数種が生息している。
ホンダワラは雌雄異株で、3月下旬から4月上旬に雌株より放出された卵と雄株より放出された精子が受精し、これが周辺の岩などに固着し幼体となる。その後約2年間かけて長さが約1〜2mになるが、食用にはこの大きさのものが用いられ、1月から2月頃に刈り取りが行われる。
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