釣り用語 赤潮

赤潮

水中で1種類からから数種類のとても小さい生物(主に植物プランクトン)がものすごく増えて、海の水の色が変わることを赤潮という。池や湖の色が変わる現象は淡水赤潮または水の華(はな)と呼ばれている。赤潮という言葉から、赤潮は水の色が赤くなると思う人が多いが、赤潮の色は赤潮の原因となるプランクトンの種類や数(密度:海水1ccあたりのプランクトンの数)によって変わり、夜光虫(ノクチルカ)という種類のプランクトンの作る赤潮はより、鮮やかな赤色からオレンジ色になるが、その他の種類のものは赤茶色からこげ茶色等になることが多い。

赤潮になるとなぜ魚が死ぬか
赤潮をつくるプランクトンのすべてが魚を殺すわけではなく、魚を殺すプランクトンはシャットネラ アンティカ、シャットネラ マリーナやギムノディニウム ミキモトイといったプランクトンが有名。このほかにも魚を殺すプランクトンはいる。
 どのようにして魚が死ぬのかは、まだよく分かっていないが、多くの場合は魚のエラをだめにしてしまうことで魚を殺している。魚はエラで呼吸をしており、エラにプランクトンが出す物質(不飽和脂肪酸、活性酸素等といわれている)を出して魚のエラをだめにすると考えられている。エラがこわれた魚は十分酸素をとりこめず死んでしまう。
当サイトでは魚釣りの入門的な用語からちょっとマニアックな用語まで、できるだけ簡単に分かりやすく紹介しています。投げ釣りからフカセ釣り、渓流釣り、ルアーフィッシング、ブラックバス釣り、アユ釣りまで幅広いジャンルの釣り用語が満載です。中国には次のような釣りに関することわざがあります。「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日幸せになりたいなら結婚しなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」このことわざが意味するように釣りは一生楽しめる趣味の王様です。私自身幼少の頃より釣りをたしなみ、数十年たった今も時間を見つけては釣り糸をたらしています。幼い頃に抱いていたドキドキする気持ちを今も変わらず持ちながら。これから魚釣りをはじめようとする方は是非この用語集を活用して知識を深め、釣りをよりいっそう楽しいものにしてください。どのような分野にも専門的な言葉があるように、魚釣りにおいても釣りをする人にしかわからない言葉がたくさんあるので、釣りの雑誌を読んでチンプンカンプンにならないよう必要最低限の用語はしっかりと、そして楽しく覚えてしまいましょう。