釣り用語 コロガシ釣り

コロガシ釣り

幹糸は竿長分で錘をつけ、掛け針仕掛けを付ける。針糸長は150cm位で錘から40cm位から掛け針を等間隔に5〜7本付ける。コロガシ釣は難易度の高い釣りといわれる。流れに合わせたオモリを選択し、適度の速さで川底をオモリが転がるように竿を操作しなければならない。基本は流れに対し垂直に立ち、自分の正面にオモリを振り込む。この際、棒振り式と東京式と呼ばれる振込み型があり、棒振り式は、文字通り頭上から振り込む方法で誰でもできるが投入音が大きくアユが逃げてしまうため嫌がられている。基本は振り子のように振り込む東京式が一般的になりつつある。転がし方は、流れに乗せて90度転がす。この間を約10秒かけてオモリが7〜8回川底をたたくような感じが最もよい。これより多いとオモリが重過ぎる。一方、流れに対して逆に引く釣りが「サクリ」「シャクリ」と呼ばれる釣りで、アユの通り道で待ち構えるので「置きバリ」とも呼ばれている。いずれにしてもよく「コロガシ釣りは引っ掛け釣りだ」と言う人がいるがそうではない。見えているアユを釣るならまだしも、アユから掛かってくるのを待つ感じである。力任せにやるのではなく、あくまでも自然に流れに乗せて転がすのがポイントである。
当サイトでは魚釣りの入門的な用語からちょっとマニアックな用語まで、できるだけ簡単に分かりやすく紹介しています。投げ釣りからフカセ釣り、渓流釣り、ルアーフィッシング、ブラックバス釣り、アユ釣りまで幅広いジャンルの釣り用語が満載です。中国には次のような釣りに関することわざがあります。「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日幸せになりたいなら結婚しなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」このことわざが意味するように釣りは一生楽しめる趣味の王様です。私自身幼少の頃より釣りをたしなみ、数十年たった今も時間を見つけては釣り糸をたらしています。幼い頃に抱いていたドキドキする気持ちを今も変わらず持ちながら。これから魚釣りをはじめようとする方は是非この用語集を活用して知識を深め、釣りをよりいっそう楽しいものにしてください。どのような分野にも専門的な言葉があるように、魚釣りにおいても釣りをする人にしかわからない言葉がたくさんあるので、釣りの雑誌を読んでチンプンカンプンにならないよう必要最低限の用語はしっかりと、そして楽しく覚えてしまいましょう。