釣り用語 アナジャコ

アナジャコ

甲殻類の一種で日本では北海道から九州沿岸まで分布している。泥干潟に深い巣穴を掘り、腹部にあるヒレ状の付属肢を利用して海水の流れを起こし、口部付近に密生するヒゲでプランクトンを漉しとって食べる。体長は10cm前後で体は全体的に柔らかい。春から夏にかけてが繁殖期で、雌の多くが腹部に抱卵する。カレイ、チヌ、スズキなどの魚釣りのエサとして用いられる。体が柔らかく鈎はずれしやすいスナモグリ(ボケ)よりも遠投できる。アナジャコが生息する泥干潟の表層数cmを削り取るとアナジャコの巣穴が現れる。このアナジャコの巣穴に筆を差し込むと、アナジャコは巣穴を守るために異物を押し出そうとするため、筆が外に押し出されてくる。アナジャコが巣穴の入口付近まで来たところを手で捕獲する。


スナモグリとは
西日本方面で大物釣りに用いられるエサ。餌取りに非常に強い餌だが、身が柔らかいので遠投時にはカプセル錘を使ったりする。ボケと呼ぶ地方もある。
当サイトでは魚釣りの入門的な用語からちょっとマニアックな用語まで、できるだけ簡単に分かりやすく紹介しています。投げ釣りからフカセ釣り、渓流釣り、ルアーフィッシング、ブラックバス釣り、アユ釣りまで幅広いジャンルの釣り用語が満載です。中国には次のような釣りに関することわざがあります。「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日幸せになりたいなら結婚しなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」このことわざが意味するように釣りは一生楽しめる趣味の王様です。私自身幼少の頃より釣りをたしなみ、数十年たった今も時間を見つけては釣り糸をたらしています。幼い頃に抱いていたドキドキする気持ちを今も変わらず持ちながら。これから魚釣りをはじめようとする方は是非この用語集を活用して知識を深め、釣りをよりいっそう楽しいものにしてください。どのような分野にも専門的な言葉があるように、魚釣りにおいても釣りをする人にしかわからない言葉がたくさんあるので、釣りの雑誌を読んでチンプンカンプンにならないよう必要最低限の用語はしっかりと、そして楽しく覚えてしまいましょう。