釣り用語 生け締め

生け締め

釣った魚を美味しく食べるためには、鮮度を保った状態で家に持って帰ることが大切。魚の鮮度を保つために生きているうちに急所を刃物で突き即死させること。エラや尾から刃物で突き血を抜くこと(血抜き)を指す場合もある。

サビキ釣りで狙うアジやイワシなどの小魚は氷締めをする。氷を入れたクーラーにバケツで海水を入れて用意し、魚を釣ったらすぐに入れる。魚は即死するので鮮度のいいまま持ち帰れる。バケツなどに泳がしておいて、魚が死んだ後クーラーに入れたのでは、氷締めの効果はない。すでに鮮度は落ちているので。マダイやチヌ、スズキなどの比較的大きな魚は、釣ったらすぐに締めて血抜きをする。血を海水できれいに洗い流してから、クーラーに入れる。魚を締めるというのは、魚の延髄を切断し脳を破壊して即死させること。魚の多くは、エラの横と尾の付け根が急所。目の後方親指1本くらい離したところにナイフを入れ、脊椎の中骨まで深く切り込んで太い血管と神経を切断する。きちんと締めることができれば魚が痙攣をおこす。大型の青物やマダイでしたら、尾の付け根を切り込んで、よく血を抜いておくと更に効果的である。タコやイカは目と目を結ぶ線上、カレイやヒラメは裏側のエラの横、コチは頭が急所。
当サイトでは魚釣りの入門的な用語からちょっとマニアックな用語まで、できるだけ簡単に分かりやすく紹介しています。投げ釣りからフカセ釣り、渓流釣り、ルアーフィッシング、ブラックバス釣り、アユ釣りまで幅広いジャンルの釣り用語が満載です。中国には次のような釣りに関することわざがあります。「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日幸せになりたいなら結婚しなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」このことわざが意味するように釣りは一生楽しめる趣味の王様です。私自身幼少の頃より釣りをたしなみ、数十年たった今も時間を見つけては釣り糸をたらしています。幼い頃に抱いていたドキドキする気持ちを今も変わらず持ちながら。これから魚釣りをはじめようとする方は是非この用語集を活用して知識を深め、釣りをよりいっそう楽しいものにしてください。どのような分野にも専門的な言葉があるように、魚釣りにおいても釣りをする人にしかわからない言葉がたくさんあるので、釣りの雑誌を読んでチンプンカンプンにならないよう必要最低限の用語はしっかりと、そして楽しく覚えてしまいましょう。