釣り用語 アオコ

アオコ

富栄養化の進んだ湖沼で、初夏から秋にかけて藻類が異常繁殖して、湖沼水が緑色に変色する現象。ペンキを流したようなマット上になることもある。異常発祥する藻類はミクロキスティス属、アナベナ属などの微小の藍藻類や緑藻類。これらの藻類を総称してアオコと呼ぶ場合もある。アオコが発生すると、透明度が低下するばかりでなく、藻類が死滅してかび臭が出る。水中の溶存酸素が奪われるため、水生生物や魚類も死んでしまう。また、肝臓毒や神経毒などの有害な化学物質が作られることもあり、上水道としての利用はもちろん、釣りもできなくなる。

アオコによる不都合。

毒素によるもの
藍藻には非リボソームペプチドであるミクロシスチンなどの毒素を生産する個体群が含まれており、赤潮と同様に魚類のエラを閉塞させ窒息させるほかにも、毒素による斃死を招くことがある。また、アメリカ、オーストラリアなど放牧が盛んな国では、飲用した家畜の斃死被害が多発しているほか、ヒトに対しても、1996年ブラジルで、肝不全による死者50名を出す事件が報告されているほか、発癌性(肝臓ガン)が指摘されている。

遮光によるもの
水面をアオコが覆うと、水草など他の水生植物は、光合成ができず死滅する。水草の森は、魚類の産卵や稚魚の成育場所として重要であり、その消滅は生態系の破綻を招くおそれがある。
当サイトでは魚釣りの入門的な用語からちょっとマニアックな用語まで、できるだけ簡単に分かりやすく紹介しています。投げ釣りからフカセ釣り、渓流釣り、ルアーフィッシング、ブラックバス釣り、アユ釣りまで幅広いジャンルの釣り用語が満載です。中国には次のような釣りに関することわざがあります。「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日幸せになりたいなら結婚しなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」このことわざが意味するように釣りは一生楽しめる趣味の王様です。私自身幼少の頃より釣りをたしなみ、数十年たった今も時間を見つけては釣り糸をたらしています。幼い頃に抱いていたドキドキする気持ちを今も変わらず持ちながら。これから魚釣りをはじめようとする方は是非この用語集を活用して知識を深め、釣りをよりいっそう楽しいものにしてください。どのような分野にも専門的な言葉があるように、魚釣りにおいても釣りをする人にしかわからない言葉がたくさんあるので、釣りの雑誌を読んでチンプンカンプンにならないよう必要最低限の用語はしっかりと、そして楽しく覚えてしまいましょう。